農機具の燃料キャップについて知っておきたいこと

農機具14

エンジンで動く農機具には、燃料タンクが付いており、燃料を入れる口にはキャップが付いています。この燃料タンクのキャップというのは、ただの蓋のようにも思えますが、無いと困ってしまう物でもあるでしょう。ですのでここでは、燃料キャップが壊れるなどした際の交換や、調子が悪いときの手入れの仕方などについて紹介します。


燃料キャップは交換が必要になる時もある

農機具の燃料キャップは、長年使っていると劣化や破損によって不具合を起こすことがあります。特に、機械の外側にキャップが露出している場合は、風雨にさらされたり、物にぶつかったりすることがあるため、劣化や破損が起こりやすくなるということが言えるでしょう。

農機具のキャップというのは、プラスチック製のものが多いため、経年劣化によって割れが生じることがありますし、激しく物がぶつかると破損することがあります。ですので燃料キャップも、時には交換が必要になるということを知っておきましょう。

単なる蓋ではない、燃料キャップの役割

燃料キャップというのは、エンジンなどの主要部分と比べると、ささいな部品のように思えますが、無いととても困るものでもあります。この燃料キャップの第一の役割は、当然、燃料を外に漏らさないことです。特に草刈り機のような激しい動きを伴う農機具でキャップが無い状態だと、燃料が大量に漏れてしまうかもしれません。

しかし燃料キャップの役割は、実は燃料を漏らさないことだけではないのです。燃料キャップというのは、一見するとただの蓋にしか見えないかもしれませんし、多くの人は、ペットボトルの蓋やジャムの入った瓶の蓋などと同じものだと思っているでしょう。

しかし、この何の変哲もない燃料キャップを裏返してみると、白い部品のようなものが付いているのを目にするはずです。この白い部品は、メーカーや機種によって形は異なりますが、大抵の燃料キャップには付いているものであり、ただ蓋をするだけであれば必要ないものでしょう。

この、燃料キャップの裏側に付いている白い部品は何なのかというと、これは「ブリーザー」と呼ばれる、燃料タンクの内圧を調整するための部品なのです。エンジンを動かすと燃料を消費するのでタンク内の燃料が減っていきますが、その燃料が減った分の空気を入れないと、タンク内の圧力が減ってしまいます。

この、タンク内の圧力が減ることを負圧というのですが、この負圧が起こると、燃料を空気と混合する装置であるキャブレターが、燃料を上手く吸い上げることが出来なくなるのです。ですので、このブリーザーという部品が無いと、エンジンが上手く動かないといった不具合が起こってしまいます。

このように、燃料キャップには、単なる蓋という役割だけではない、重要な役割があるのです。

燃料キャップは新しいものと交換することが出来る

燃料キャップが劣化したり破損した場合は交換する必要がありますが、一番いいのはメーカーの純正品を購入して取り換えることだと言えます。純正品であれば、サイズもピッタリ合いますし、先ほど紹介したブリーザーの機能にも問題がないため、安心して使用することが出来るでしょう。

燃料キャップの純正品は、農機具を購入したお店に頼んで取り寄せてもらうか、直接メーカーに問い合わせるという方法がある他、農機具を専門に扱っているネットショップで扱っている場合もあります。また純正品以外にも、メーカー以外の会社が作っている製品もあるため、対応している機種等の製品であれば、使用することが可能だと言えるでしょう。

そして、このメーカー以外の会社が作っている製品についても、ネットショップ等で購入することが出来ます。ちなみに燃料キャップの値段については、純正品とそれ以外の製品に関わらず、500円~1500円程度で購入することが可能です。

自分で応急処置をすることも可能

農機具の燃料キャップは、ネットショップ等で購入することが可能ですが、あまりお金を掛けたくないという人もいるでしょう。そうした場合は、接着剤で修理するという方法もあります。あまりに破損が酷い場合は無理かもしれませんが、ちょっとした割れ程度であれば、接着剤での修理が可能な場合もあるでしょう。

しかし、修理をした後に不具合が出た場合や、その農機具を長く使いたい場合であれば、やはり純正品などのしっかりした燃料キャップを購入し、交換することをお勧めします。接着剤などでの修理は、あくまでも応急処置と考えておいた方がよいでしょう。

農機具のミニチュアに注目が集まる背景

エンジンの不具合は燃料キャップが原因になっているケースもある?

農機具などの燃料キャップには、タンク内の圧力を調整する「ブリーザー」の役割もあるということを先ほど紹介しましたが、エンジンに不具合が起こった場合、このブリーザーが原因になっているケースもあります。ブリーザーが上手く働かないと、タンク内の圧力が低下する負圧という現象が起こり、燃料が正常に供給されなくなるため、エンジンが途中で止まるといった不具合が起こってしまうのです。

このブリーザーがエンジントラブルの原因かどうか調べるためには、まずエンジンが止まってしまった状態で一度燃料キャップを開け、再度締め直してエンジンを始動してみましょう。その状態でエンジンがしっかり吹き上がるのであれば、不具合の原因は燃料キャップのブリーザーだと考えられます。

燃料キャップのブリーザーがエンジントラブルの原因である場合は、ブリーザーの穴が詰まっていることがさらなる原因であることが考えられます。ですのでこの場合は、燃料キャップを分解してブリーザーを掃除することで不具合が解決出来るケースが多いのです。

燃料キャップの分解は、マイナスドライバーなどでパッキンを外すか、もしくはブリーザーを掴んで回すと、部品を外すことが出来ます。これらを分解すると燃料キャップ本体と、パッキン、そしてブリーザーという主に3つの部品に分けることが出来るでしょう。

ブリーザーの清掃については、空気の通り穴が必ずあるため、そこに詰まったゴミなどを取り除く必要があります。

空気の通り穴は、ブリーザーの中心にある場合や、その内部にあるゴム部品に付いている場合があるため、燃料キャップによって様々だと言えるでしょう。いずれにしてもフリーザーの穴を見つけたら、針金などで突いてゴミを取り除くと、掃除をすることが出来ます。

ただしブリーザーを破損してしまうと、燃料漏れの原因になることがあるため、無理をしない範囲で行うことも重要です。